• 牡丹(ぼたん)ちゃんのおうち
  • ミックス

2026.06.15

東日本大震災の教訓から学ぶ、愛猫と家族を守るための知識と実践的な備え

  • #ネコちゃん
  • #ファミリー世帯
  • #戸建て
<?php echo $name; ?>のプロフィール写真

牡丹(ぼたん)ちゃんのおうち

家族構成: 4人家族(私、妻、高校1年生の長男、小学3年生の次男)と牡丹
住環境: 一戸建て
お住まいの都道府県: 埼玉県

今回は、埼玉県にお住まいで、18歳になる愛猫の「牡丹(ぼたん)」ちゃんとご家族とともに暮らすMさんにお話を伺いました。ご自身の被災経験から本格的に防災を学び、数々の資格を取得されたMさんに、実践的な備えやおすすめの対策について語っていただきました。

うちの子のプロフィール

牡丹(ぼたん)
ミックス / 女の子(18歳5か月)

【名前の由来】女の子なので、可愛らしい「花の名前」がいいなと思い、牡丹と名付けました。
【チャームポイント】 青森県生まれ。18歳になった愛らしいおばあちゃん猫です。

防災対策をしようと思ったきっかけ

――防災対策をはじめようと思ったきっかけを教えてください。

自身が経験した「東日本大震災」が大きな転換点となりました。
当時は東京の会社で勤務中に被災し、交通機関の麻痺により、帰宅困難者として自宅にたどり着くまでに12時間もの時間を要しました。当時、子どもはまだ乳飲み子で小さく、福島の原発事故直後の混乱期には、家族(妻と子)を私の実家がある愛知県へと一時的に疎開させるなど、震災後の生活では本当に多くの苦労と不安を味わいました。
さらに震災から2か月後、仕事で東北のお客さまのもとを回る機会があったのですが、甚大な被害を目の当たりにしながらも、自分ひとりでは何もできないという無力さを痛感させられました。「大切な家族やペットを守るためには、まず自分自身が防災について正しく学ぶ必要がある」と強く実感したのが、本格的に対策を始めたきっかけです。
ただ、個人の力だけでできる備えには限界があります。そこで、まずは自分が所属する会社の中で何か貢献できないかと考え、防災に関する資格を取得しました。現在は、会社が主催する防災関連のイベントに参画するなど、組織やコミュニティを通じた防災意識の醸成や、啓もう活動にも力を入れています。

やっててよかった防災対策

――「やっててよかった」と感じる具体的な防災対策はありますか?

特に効果を実感している取組みとして、以下の3つがあります。

1.「防災かばん(非常持ち出し袋)」の準備

人間の避難グッズだけでなく、愛猫・牡丹のための避難用品も一通り詰め込んだ防災かばんを常に用意しています。何を用意すべきかが明確になり、万が一の際もこれを持てば動けるという安心感に繋がっています。

2.家族での「車中泊」のシミュレーション(実践)

災害時にペットを連れて避難所へ入るのが難しいケースを想定し、実際に自家用車での車中泊を家族で体験しました。狭い車内での過ごし方や、必要な物資の量などを身をもって知ることができ、家族全員の防災に対する当事者意識がぐっと高まりました。「一度経験している」という事実は、家族の大きな安心感に繋がっています。

3.防災関連の資格取得(防災士、ペット災害危機管理士1級、など)

知識を体系的に学ぶことで、根拠のある正しい備えができるようになりました。また、学んだ知識を家族や周囲に共有することで、家庭内全体の防災力向上に役立っています。

おすすめしたい防災対策

自治体が開催する「避難訓練」への積極的な参加

―― これから防災を始める飼い主さまへ、おすすめしたい対策を教えてください。

強くおすすめしたいのは、お住まいの自治体が実施している避難訓練に実際に足を運んでみることです。
私自身、参加してみて初めて「自宅から避難所までの実際のルートの危険性」や「避難所での受付の流れ」、そして「体育館のスリッパ越しに伝わる床の冷たさ」など、頭で考えているだけでは決して気づけない、経験して初めて知る事実がたくさんありました。
特にペットを連れての避難は、地域のルールによって対応が大きく異なります。事前に地域の訓練に参加し、実際の避難所の雰囲気を肌で知っておくことは、いざという時の落ち着いた行動に必ず役に立つはずです。

――貴重なお話をありがとうございました。

(インタビュー実施日:2026年6月23日)