ペットの防災の
基本を知る

01
部屋の環境

大地震でケガをするのは、多くの場合が「家具が倒れたこと」によるものです。被害を少しでも減らすためには、家具を転倒させないことがまず第一です。なるべく背の高い家具は置かないようにし、冷蔵庫など、どうしても必要となる物に関しては、転倒防止グッズ等を使用しましょう。

被害が少なく、自宅で生活を送れる場合は「在宅避難」が基本になります。そのためにも日頃から居住空間の環境は整えておきましょう。

お部屋の防災

テレビ

大きさや設置場所によって最適な転倒防止グッズを使用しよう!

本棚

壁に固定し、本が飛び出さないようにベルト式器具等を利用しよう!

食器棚

倒れないように固定し、食器が飛び出ないように扉にロックをしよう!

冷蔵庫

冷蔵庫用の転倒防止グッズを利用して固定しよう!

窓ガラス

飛散防止フィルム等で割れたガラスの飛び散りを防止しよう!

02
グッズの準備

緊急時に備え、必要な物を備蓄しましょう。避難所では、人に対する準備はされていますが、被災動物に対する備えは基本的に飼い主の責任となります。救援物資が届くまで、少なくとも5日分は用意しておきましょう。

必ず必要なもの

フード・水

普段食べているもの
5~7日分

常備薬・療養食

多ければ多いほど安心です

クレート・ケージ

予備の首輪・リード

伸びないもの

食器・紙皿など

ラップもあわせて
用意しておくと便利です

トイレ・マナー用品

ペットシートや
処理用具は必須です

情報の記録

愛犬の情報、愛犬の写真、飼い主の情報、緊急連絡先、ワクチンの接種記録、既往症、健康状態、かかりつけの病院等をまとめておきましょう。写真は画像でも保存しておくと安心です。

防災BOOK mini をダウンロードする

あると便利なもの

ガムテープ

ケージの補修やハウス作りなど、多用途に使えます。

おもちゃ

ウェットタオル

目、耳、お尻などの掃除に便利です。

タオル

敷物やカバーとして、また飼い主の匂いをつけて落ち着かせることもできます。

ブラシ・服

抜け毛の飛び散り防止に役立ちます。

備えは念入りに!

ウェットフードも用意しましょう

水分補給にもなり、ニオイが強いものが多いため、ストレスで食欲がなくても食べやすい場合があります。普段ドライフードを食べている子は、ウェットフードも少し準備しておくと良いでしょう。

03
情報収集

災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、お近くの避難場所や避難経路を事前に確認しておくことが大切です。
また、ペットとの同行避難のための避難訓練を行なっている自治体もあるので、お住まいの地域で開催されていたらぜひ参加してみましょう。

04
健康管理としつけ

万が一、避難所で生活することになった場合に備えて、他の方や他のペットに迷惑がかからないように、健康管理と最低限のしつけはしておきましょう。

ワクチン接種

混合ワクチン

感染すると重大な健康被害を引き起こす可能性がある、複数の感染症に対するワクチンを混合したものです。年1回のワクチン接種が必要です。

感染すると重大な健康被害を引き起こす可能性がある、複数の感染症に対するワクチンを混合したものです。年1回のワクチン接種が必要です。

予防できる伝染病

  • イヌジステンパー
  • イヌ伝染性肝炎
  • イヌアデノウイルス(2型)感染症
  • イヌパラインフルエンザウイルス感染症
  • イヌパルボウイルス感染症
  • イヌコロナウイルス感染症

狂犬病予防
ワクチン

狂犬病予防ワクチンは、年1回の接種が法律上義務付けられています。

最低限のしつけ

犬が人と快適に暮らす方法を身につけるために、普段から最低限のしつけは必須です。
愛犬の幸せのために、飼い主が責任を持って取り組みましょう。

社会化

社会化が十分にできないと、知らない人やものを必要以上に怖がったり、吠え癖や咬み癖の原因にもなります。普段から積極的に他の犬や人、環境、ものに触れさせましょう。

クレートに慣れる

クレートは、愛犬が落ち着く場所になる他、移動の際の安全を確保したり、災害時には避難場所にもなります。

マテ・オスワリ・オイデ

愛犬が道路に飛び出しそうになったとき、災害時に驚いて屋外に脱走しそうになったとき、「マテ・オスワリ」と「オイデ」ができると、愛犬の命を救うことができます。

トイレ

長時間のお留守番や、災害時に決められた場所で排泄ができるようにトレーニングしましょう。

咬まない・吠えない

犬が吠えることには必ず理由があり、恐怖・不安が原因の場合や、なにかが欲しい要求吠えがあります。家具などをかじる場合は、歯がかゆい、かまって欲しい、などが原因です。原因にあわせたトレーニングを行いましょう。

緊急時でも落ち着いて過ごせるように!

避妊・去勢

避妊・去勢手術は、防災の観点から見ても手術を受けるメリットは大きいでしょう。
とはいえ、犬種・年齢・身体状況によりリスクが伴う場合もあります。
事前にかかりつけの獣医師と手術の時期を含めてよく相談してください。

避妊・去勢の
メリット

病気の予防

発情中のストレス軽減

オスの行動変化、メスの生理現象

05
迷子対策

突然の災害ではペットと離れ離れになる可能性もあります。
ペットが迷子になり、どこかで保護されたとき、すぐに飼い主がわかるように、普段から身元を示すものをつけておくことが大事です。

マイクロチップと迷子札のダブル装着を忘れずに!

装着させるもの

鑑札・狂犬病予防注射済票

狂犬病予防法により装着が義務付けられています。必ず首輪などに装着しましょう。

迷子札

連絡先を記載しておきましょう。
保護してくれた方からすぐに連絡をもらえる場合があります。

重要

マイクロチップ

脱走の際に首輪が外れたり、迷子のあいだに痩せて首輪が外れたりすることがあります。マイクロチップは迷子の二重の対策として有効です。装着に関しては動物病院にご相談ください。

SPECIAL ITEM !

プリントアウトして、小さな冊子に!
防災 BOOK mini

必要な情報をひとつにまとめておける小さな防災BOOKです。
ダウンロードして印刷し、情報を記入しておきましょう。
普段から持ち歩き、いざという時にご活用ください。

作り方

①下記の通りに折り目をつける

②キリトリ線に切り込みを入れる

③下記の通りに折る

④出来上がり!

01
部屋の環境

大地震でケガをするのは、多くの場合が「家具が倒れたこと」によるものです。被害を少しでも減らすためには、家具を転倒させないことがまず第一です。なるべく背の高い家具は置かないようにし、冷蔵庫など、どうしても必要となる物に関しては、転倒防止グッズ等を使用しましょう。

被害が少なく、自宅で生活を送れる場合は「在宅避難」が基本になります。そのためにも日頃から居住空間の環境は整えておきましょう。

お部屋の防災

テレビ

大きさや設置場所によって最適な転倒防止グッズを使用しよう!

本棚

壁に固定し、本が飛び出さないようにベルト式器具等を利用しよう!

食器棚

倒れないように固定し、食器が飛び出ないように扉にロックをしよう!

冷蔵庫

冷蔵庫用の転倒防止グッズを利用して固定しよう!

窓ガラス

飛散防止フィルム等で割れたガラスの飛び散りを防止しよう!

02
グッズの準備

緊急時に備え、必要な物を備蓄しましょう。避難所では、人に対する準備はされていますが、被災動物に対する備えは基本的に飼い主の責任となります。救援物資が届くまで、少なくとも5日分は用意しておきましょう。

必ず必要なもの

フード・水

普段食べているもの
5~7日分

常備薬・療養食

多ければ多いほど安心です

クレート・ケージ

予備の首輪・リード
・ハーネス

首輪には迷子札をつけましょう

食器・紙皿など

ラップもあわせて
用意しておくと便利です

トイレ・マナー用品

ペットシートや
処理用具は必須です

情報の記録

愛犬の情報、愛犬の写真、飼い主の情報、緊急連絡先、ワクチンの接種記録、既往症、健康状態、かかりつけの病院等をまとめておきましょう。写真は画像でも保存しておくと安心です。

防災BOOK mini をダウンロードする

あると便利なもの

ガムテープ

ケージの補修やハウス作りなど、多用途に使えます。

ウェットタオル

目、耳、お尻などの掃除に便利です。

洗濯ネット

落ち着かせるのに役立ちます。

タオル

敷物やカバーとして、また飼い主の匂いをつけて落ち着かせることもできます。

ブラシ・服

抜け毛の飛び散り防止に役立ちます。

備えは念入りに!

ウェットフードも用意しましょう

水分補給にもなり、ニオイが強いものが多いため、ストレスで食欲がなくても食べやすい場合があります。普段ドライフードを食べている子は、ウェットフードも少し準備しておくと良いでしょう。

03
情報収集

災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、お近くの避難場所や避難経路を事前に確認しておくことが大切です。
また、ペットとの同行避難のための避難訓練を行なっている自治体もあるので、お住まいの地域で開催されていたらぜひ参加してみましょう。

04
健康管理としつけ

万が一、避難所で生活することになった場合に備えて、他の方や他のペットに迷惑がかからないように、健康管理はきちんとしておきましょう。

ワクチン接種

「完全室内飼いだからワクチンは必要ない」と思っていませんか?

飼い主が病原体をもって帰ってきてしまったり、不注意で脱走して外で感染する可能性もあります。
ワクチン接種することで感染症を予防でき、さらに他の猫に病原体をうつすことも防げます。

予防できる伝染病

  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫クラミジア感染症
  • 猫白血球ウイルス感染症
  • 猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)

避妊・去勢

動物は本能で繁殖を行い、自らの意思で繁殖をコントロールすることはできません。望まれない命を生み出さないためにも、責任を持って世話ができる頭数を飼育しましょう。とはいえ、年齢・身体状況によりリスクが伴う場合もあります。事前にかかりつけの獣医師と手術の時期を含めてよく相談してください。

避妊・去勢の
メリット

病気の予防

発情中のストレス軽減

オスの行動変化

望まない妊娠を避けられる

1頭のメス猫が…1年後には20頭以上、2年後には80頭以上、3年後には2000頭以上

メス猫は生後4〜12か月で子猫を産めるようになり、年に2〜4回発情期があり、1回に4〜8頭の子猫を産みます。

【引用】環境省 新・普及啓発用パネル「不妊・去勢手術をして飼いましょう」

05
迷子対策

突然の災害ではペットと離れ離れになる可能性もあります。
ペットが迷子になり、どこかで保護されたとき、すぐに飼い主がわかるように、普段から身元を示すものをつけておくことが大事です。

マイクロチップと迷子札のダブル装着を忘れずに!

装着させるもの

迷子札

連絡先を記載しておきましょう。
保護してくれた方からすぐに連絡をもらえる場合があります。

重要

マイクロチップ

脱走の際に首輪が外れたり、迷子のあいだに痩せて首輪が外れたりすることがあります。マイクロチップは迷子の二重の対策として有効です。装着に関しては動物病院にご相談ください。

東日本大震災では、動物救護施設に保護された多数の猫は、いずれも首輪しかしていなかったため、飼い主が判明した子は1頭もいませんでした。

SPECIAL ITEM !

プリントアウトして、小さな冊子に!
防災 BOOK mini

必要な情報をひとつにまとめておける小さな防災BOOKです。
ダウンロードして印刷し、情報を記入しておきましょう。
普段から持ち歩き、いざという時にご活用ください。

作り方

①下記の通りに折り目をつける

②キリトリ線に切り込みを入れる

③下記の通りに折る

④出来上がり!

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