環境省が発行するガイドラインでは、「災害の発生時に飼い主が飼養しているペットを同行して避難場所まで安全に避難すること」が原則とされています。
万が一の時、大切なペットを守れるよう、有事の際にペットとどのような行動をとるべきかなどを考えておく必要があります。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q1.
環境省発行のガイドラインにおいて、ペットは飼い主との「同行避難」が原則であると
伝えられていることを知っていますか?
「ペットは飼い主との同行避難が原則であることを知っているか」の問いに対しては、「知っている」と回答した割合は23.5%にとどまりました。依然8割近くが「同行避難が原則」であることを認識しておらず、ペット飼育者への理解浸透に課題を感じる結果となりました。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q2.
この文章がペットとの「同行避難」、「同伴避難」どちらについての説明だと思いますか?
災害の発生時に、飼い主が飼養しているペットを同行し、
指定緊急避難場所まで避難すること
ペットと同行・同伴について文章を提示し、それが「同行避難」「同伴避難」どちらを示しているかを尋ねたところ、「同行避難」を正しく理解していた割合は、半数以上となる54.5%となりました。昨年(51.9%)と比べ2.6ポイント増加しました。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q3.
最寄りの指定避難所のペットの受入れ体制について知っていますか?
続いて、「最寄りの指定避難所のペットの受入れ体制」を尋ねたところ、ペットの受入れ体制を知らないペット飼育者が約8割を占めました。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q4.
災害発生時、近隣避難所のペット受入れ可否が不明でも、まずは近隣避難所へ「ペットと同行避難」しますか?
同行避難する
同行避難しない
(単一回答、全体 n=1,150・犬飼育者 n=634・猫飼育者 n=516)
「災害発生時、近隣避難所のペット受入れ可否が不明でも、(安全を確保の上)まずは、近隣避難所へ「ペットと同行避難」するか」の問いに対しては、「同行避難する」と回答した方の割合は83%に上りました。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q5.
「ペットと同行避難」する理由を教えてください。
Q4で「同行避難する」と回答した方へ理由を尋ねたところ、「ペットを置いていくのが不安なため」が最多となりました。また、自由回答では「ペットは家族のため」というコメントが多く寄せられました。「ペットは飼い主との同行避難が原則」であることを知らない場合でも、多くの飼育者の方がペットの身を案じてペットと同行避難することを選択するようです。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q6.
「ペットと同行避難」しない理由を教えてください。
Q4で「同行避難しない」と回答した方へ理由を尋ねたところ、「避難所に行ってもペットが入れない可能性があるから」が最多となりました。Q3でも「最寄りの指定避難所のペット受入れ体制」について約8割が「知らない」と回答しており、避難場所、避難所におけるペット受入れ状況についての情報周知に課題を感じる結果となりました。
自由回答では「家にいるのが一番安全」「多頭飼育をしているため難しい」といったコメントが寄せられました。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q7.
ペットと一緒に避難生活を送ることを想定した場合、避難先でペットに関する心配事はありますか?
「ペットと一緒に避難生活を送ることを想定した場合のペットに関する心配事」についての問いに対しては、「慣れない場所でのトイレ」が最多で、特に猫飼育者は、70.9%(複数回答)にものぼりました。次いで「他人や他のペットとのトラブル」「体調不良」があがっており、避難生活における心配事は、犬・猫飼育者共通のようです。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q8.
ペット受入れ可能な避難所に求めるものは何ですか?
「ペット受入れ可能な避難所に求めるものは何か」を尋ねたところ、「ペットと飼い主が一緒に過ごせる同伴専用スペース設置」「ペット用物資の配給」「ペット専用スペース設置」があがり、犬・猫飼育者共通の要望が上位を占めました。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q9.
自治体などが実施する「ペットと同行避難訓練」に参加したことはありますか?
「自治体などが実施する「ペットと同行避難訓練」に参加したことはあるか」を尋ねたところ、参加経験者の割合は12.2%で、約9割が参加したことがないという回答となりました。特に、室内飼育が推奨される猫飼育者の参加率は1割にも満たず、「在宅避難」という選択肢への意識が強いことが予想されます。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q10.
「ペットと同行避難訓練」に参加した理由を教えてください。
Q9でペットと同行避難訓練に「参加したことがある」と回答した方へ理由をたずねたところ、約半数の方が「災害発生時にスムーズに同行避難するため」「避難ルートやう回路、避難にかかる時間を確保したかったため」と回答しました。その他、「ペットに慣れさせるため」「興味があったため」参加されている飼育者もいらっしゃいました。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q11.
「ペットと同行避難訓練」に参加したことがない理由を教えてください。
Q9でペットと同行避難訓練に「参加したことがない」と回答した方へ理由をたずねたところ、「実施していることを知らなかったため」が最多となった他、「興味がないため」との回答も6.8%(複数回答)ありました。今年度は、環境省より受入れ態勢整備を推進する自治体支援の一環としてペットの同行避難訓練を実施することが発表されており、各地でも開催情報の報道がされておりますが、その情報がペット飼育者まで行き届いてない可能性もあるようです。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q12.
今後自治体などが実施する「ペットと同行避難訓練」に参加したいと思いますか?
「ペットと同行避難訓練」の未経験者に対し「今後、ペットと同行避難訓練に参加したいと思うか」を尋ねたところ、「参加したい」と回答したペット飼育者は、約6割にのぼりました。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q13.
今後、「ペットと同行避難訓練」に参加したい理由を教えてください。
Q12で今後自治体などが実施するペットと同行避難訓練に「参加したい」と回答した方へ理由をたずねたところ、「災害発生時にスムーズに同行避難するため」が最多で、次に「避難所を確認しておきたいため」「実際の避難所での生活イメージを把握しておきたかったため」が続いており、円滑な同行避難に対する意識の高まりを感じる結果となりました。前述のとおり、開催情報をどのようにして得るのかが課題となりそうです。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
Q14.
今後、「ペットと同行避難訓練」に参加しない理由を教えてください。
Q12で今後自治体などが実施するペットと同行避難訓練に「参加しない」と回答した方へ理由をたずねたところ、「人間の避難訓練自体にも参加したことがないため」が最多で、次に「興味がないため」が続きました。自由回答ではペットの性格や年齢を考慮し「ペットのストレスになりそうだから」といったコメントが複数寄せられました。
※本コンテンツは、2023年3月8日にアイペット損保が発表した調査結果を元に作成されています。
[ 調査概要 ]
調査対象:全国の犬・猫飼育者
調査人数:男女1,150名
調査期間:2023年2月15日~16日
調査方法:インターネットによるアンケートを実施